皆様こんにちは!
箱入娘。です。
更新がしばらく空いてしまいましたが、決して更新することをやめたわけではありません。笑
今後とも御愛顧願います。笑
実は、既に日本に帰国しているのですが、今はあまりオーストラリアでの生活を思い出したくなかったのです・・・
いろいろとあってその思い出したくない出来事をブログ記事にしようか悩んでいたのですが、
(理由は後で分かります。)
打ち明けて、前に進もうという意志と、
今後同じような思いをする人が減ることを願い、
本日をもって全て打ち明ける事に決めました。
以下、少し残酷な表現がある為、苦手な方は閲覧を控えてください。
ゴールドコーストでのルームシェア
以前の記事でもお話したかと思いますが、
ゴールドコーストでのシェアハウスはインスペクションをしないで決めました。
最初はインスペクションをしないで物件を決める事に抵抗がありました。
ですが、今となってはインスペクションの有無にも関わらず
分からないこともあるんだな、と思います。
それは、ルームメイトやオーナーに関してです。
そうです、箱入娘。の全ての事件はゴールドコーストでのシェアハウスで起こりました・・・
事件は会議室で起きてるんじゃない。シェアハウスで起きてるんだ!
まず、インスペクションをしなくても決められたのは
最終的に決めたシェアハウスのオーナーが良い人で、
この人がオーナーなら何かあっても大丈夫だろうと安心できたからです。
ですが、箱入娘。が引っ越したばかりの時は、オーナー不在で
ワーキングホリデービザのカップルの方が住んでいました。
このお二方は本当に良い人で、何か困っていると必ず助けてくれる人だったのです。
なので、そう言った意味ではお二方に対して不満はなかったのですが、
少しだらしのない印象の方達でした。
箱入娘。は、オーナー意外の人とシェアハウスに住むのは初めてだったので、
こんなものかな、程度にしか思いませんでしたし、
自分がフォローすれば良いかな、くらいにしか思っていませんでした。
住み始めてから2,3週間程後にオーナーが私たちの住むシェアハウスに帰って来ました。
オーナーはゴールドコーストの某大学に通っている20歳の学生さんでした。
第一印象は笑顔の似合う好青年で、もの静かながらも気さくな感じでした。
さらには語学も堪能で、いわゆるイケメンと呼ばれる部類の男の子でした。
あー、世の中って、不平等だな・・・
なんて最初は思っていましたが、それは最初だけでした。笑
シェアハウスでの暮らし
箱入娘。の暮らしはオーナーが来てから大きく変わりました。
カップルの方がオーナーのことをどう思っているのかは分からなかったのですが、
オーナーは明らかにカップルの方を嫌っていました。
理由としてざっくり言えば、「だらしないから」とのことですが、
そのだらしない理由として、「ビザがワーキングホリデーだから」
と言っていました。
あのー、私もワーキングホリデービザなんですけどー。。。
でもオーナー、人にとやかく言うほどしっかりもしてない!笑
どうやらオーナー、ワーキングホリデーの人たちに対して
良い印象を持っていないようなのです。
そういうわけで、私は「ビザがワーキングホリデーだから」と言う理由だけで
英語をできないこと、お互いの価値観の違い、知識の有無など、
様々なことを毎日のように罵倒されていました。
箱入娘。の性格上、自分に自信が無い方なので、
その罵倒を全て鵜呑みにしてしまっていました。
それでも最初の方は明らかにおかしいことを言っている時には、
堪忍袋が限界を迎える前に言い返していました。
ですが、話にならないような人だと分かったので、全て肯定していました。
さらに、怒ると本気でヤバイ人(ヤンキーやヤクザの人のような怒り方をする人)
ということがわかったので、とにかく相手を持ち上げて、
気に触らないように心がけていました。
それでいてオーナーはよく喋る人だったので、よくリビングで
一方的に話を聞かされていました。
シェアメイトのカップルの方とは、同じシェアハウスにいながらも、段々疎遠になってしまいました・・・
それでもこの時のオーナーさんの素顔は氷山の一角にしかすぎませんでした。
箱入娘。も箱入娘。で、そんなオーナーでも良いところもあるから、
と信じて特にオーナーさんを拒否することをしませんでした。
ただ、このときは、自分が違うと思うことを肯定し続けると言うことが
どんなに辛いことなのか、知る由もありませんでした。
殺されかけても・・・信じたい!
カップルの方とは疎遠になってしまったので、
当初ゴールドコーストに来たばかりの箱入娘。には
オーナーくらいしか話たり、一緒に過ごす人しかいませんでした。
さらにあろうことか、箱入娘。はゴールドコーストにいる日本人は
98%パリピだということに気付いてしまいました。笑
そうなると、ゴールドコーストでは日本人と友達になることはほとんど諦めていました。
つまり、ゴールドコーストで本当に頼れる人がオーナーしかいなかったのです。
それをオーナー自身もある程度わかっていたと思います。
罵倒されるし、否定されるけど、
それでも私には、オーナーしか頼れる人はいないと思うようになりました。
そうです、オーナーにそんな意図は無かったと思うのですが、
私は知らずのうちに洗脳チックな脳味噌になっていたのです・・・
なので、すごく不思議なのですが、これだけ嫌なことがあっても
オーナーを嫌いになるようなことはありませんでした。
なので、引越しも当然考えていませんでした。
オーナーが箱入娘。のことをどう思っているのかは知りませんが、
少なくとも表面的には仲が良かったのです。
なので、2人で飲みに行くこともしばしばありました。
そんなある日のことです。
その日もいつもの場所で好きなだけお酒を飲んで、
いつも通り楽しんでいましたが、
この日のオーナーはいつも以上に酔っ払っていました。
店員さんがお会計を促して来たので私はお会計を済ましてから
泥酔しているオーナーを連れて帰ルコとにしました。
2人で誰もいないトラムストップ(路面電車の駅)に着いた時のことです。
突然彼が「殺しちゃる!」と言って、
私の首を絞めて来たのです。
あまりにも脈絡のない行為に驚きましたが、
それよりも、首を絞められている間
「あ、私これから息できなくなるんだな、どういう感じなんだろう。」
くらいにしか思わず、抵抗することをしませんでした。
ところが、彼が急所を外していたのでただただ痛いだけだったので(笑)
「痛いわ!(笑)」
と言ったらすぐにやめてくれました。
そんなことがあっても不思議と怒りや恐怖、憎しみは湧いて来ませんでした。
でもそれはきっと、本当に箱入娘。のことを殺そうとしたのではなく、
何か別の意図があるのだろうと思い、彼に対しては怒るようなことはありませんでした。
むしろ彼を家まで連れて帰り、介抱までしてました。笑
それよりも、首を絞められたのに、抵抗をしなかったことに危機感を覚えました。
以前ホームシックの記事を公開しましたが、この頃ホームシックのピークでした。
今思えばこんな環境だったらホームシックにもなるわ。笑
ちなみにオーストラリアでは、人に手を出した時点で警察に突き出せます。
その行為がどんな意図でされたものであってもです。
彼の態度と代わりに怒ってくれた友人のおかげで目が覚めた
翌日、彼と顔を合わせた際、彼からはなんの謝罪も、反省する態度もありませんでした。
おやおや、そういう感じか〜?
と、思った矢先、
「その首の跡、どうしたの?」
と、聞かれました。
そうなのです、彼は泥酔していたあまり、記憶を失っていたのです!
記憶を失うのはまぁしょうがないとして、
とにかく、前日の出来事を理解してほしいですし、
何より、絞殺しようとした意図を聞きたかったので
前日の出来事を包み隠さず全て話しました。
さすがに反省するかな、と思いましたが、
「俺、酔っ払うと、人を殺そうとするんだなあ。」
と、妙に関心していました。
さすがにこの態度と発言には呆れましたが、
いやむしろ、別の意味で「さすがだなぁ。」と思ってしまいました。
前日の出来事を通して、箱入娘。のホームシックも限界に達して来ていると感じたので、
何人かの友人に相談したら、箱入娘。のホームシックよりも、
首を絞められたことを心配されてしまいました。
また、コロンビア人の友人にも会ったのですが、
やはり、首の跡に関して突っ込まれたので事実を話しました。
彼は激しく動揺しており、誰よりも怒ってくれました。
その時、「君はどうしてそんなに平然としているの?」
と語りかけられたのを今でも覚えています。
なんとなく、その日の出来事が引っかかったので、
友人たちに言われたことを、帰宅してからオーナーに話しました。
すると、
「そういうのってあんまり人に言うものじゃなくない?」
と言われました。
当時は確かにオーナー側からするとそう思うよな・・・と思い
少し反省しましたが、
今思えばなんとも都合の良い話ですよね。笑
このように、オーナーにはこの日のことを反省している様子が一切ありませんでした。
それがなんとなく、箱入娘。の心にずっと引っ掛かってしまいました。
さらに、箱入娘。の友人たちに今までの話を打ち明け、
そこで箱入娘。よりも怒ってくれて、そこでようやく、
オーナーがヤバイ人だということに気づきました。
なんとも表現が難しいのですが、それまで彼の奇行を肯定しながらも、なんとなく引っ掛かってはいました。
それでも結局彼のことを信じたかったのですよね。
だから結局彼はいい人だと自分自身に言い聞かせていたのかもしれません。
オーナーがヤバイ人だと気付いてからはヤバイのオンパレードでした。
オーナーは最終的に箱入娘。の住んでいるシェアハウスから引っ越すことになったのですが、
オーナーとの暮らしの最後の方は、特に金銭トラブルが凄かったです。
まぁ箱入娘。はそのことに対して文句を言わなかったのでトラブルとは言わないかもしれませんが・・・
文句を言わなかったのは、まず、文句を言うには根拠不足だったということと、
何より、とりあえず、ボンド(敷金)を返してくれれば箱入娘。の気も済むと思ったからです。
終わり良ければ全てよし、の精神です!
オーストラリアでは、入居時に払った敷金を、退去時に何も問題が無ければ必ず返してもらえるのです!
なので、箱入娘。が退去するまでは彼の逆鱗に触れないよう、細心の注意を払っていました。
返ってこなかったボンド
結論から申し上げますと、ボンド、返って来ませんでした。
オーナーがオーナーの都合で引っ越してから、音信不通にならないように、
何かと理由をつけてちょくちょく連絡を取るようにはしていました。
ところが、ボンドの話を持ちかけた途端、突然連絡が途絶えてしまい、
箱入娘。が退去時にはもちろん、帰国するまで連絡を返してくれませんでした。
一応、「テスト期間中である為、他の人に携帯を預けていた」
という正当な理由はありましたが、
他の学生さんにそれとなくテストの話を聞いてみたところ、
ちょっと本当かどうか怪しい・・・
オフホワイト
というか、仮にその話が本当だったとしても、
- ボンドは基本的に、退去時に何も問題が無ければ返してもらえる
- 箱入娘。が近々帰国することを知っていた
- 理由があってすぐに返せないのであれば相談するべき
ということを考えると、明らかに職務怠慢です。
その後も連絡を取り合いましたが、
反省する態度も返す意志も見られないので、
もう返す気はないのだと察し、諦めました。
その代わり、ありがたくブログのネタに使わせていただきました。
内容結構ヤバイですが、ブログ記事にすることに決めたの理由はそれです。
被害に遭ってしまったら・・・
ここまでヤバイオーナーに出遭うことはそうそうありませんが、
それでも、オーナーとの金銭トラブルは少なくありません。
箱入娘。の友人にも詐欺に遭った人はいますし、
箱入娘。自身も詐欺師っぽい人とやりとりしたことはあります。
(怪しいと気付いたので被害には遭いませんでしたが。)
皆さまが同じ目にどうか遭わないように、追々シェアハウスの選び方も記事にしようと思います。
気をつけていても、被害に遭ってしまうことは残念ながら遭うと思います。
そんな時は必ず、プロの人に相談してください。
ちなみに、ゴールドコーストの方はRTAという機関に相談しましょう。↓
え?相談するのに英語に自信がないだって??
メールでも相談ができるようなので、
箱入娘。のネイティブの友人が作ってくれたフォーマットを是非ご利用ください。笑
Good afternoon/morning,(選択)
I am writing to ask for assistance in getting a bond refund.
Please note that I cannot negotiate with the owner of the property anymore.
I found the rental on (物件を見つけたサイト). I have been living in Australia on a (ビザの種類).
The landlords name is (オーナーの名前). The address is (物件の住所).
I lived at the property from DATE(何日から) until (何日まで住んでいたか). I paid a $(払ったボンドの金額) bond. In the weeks prior to my departure, I requested a return of the bond. (オーナーの名前)told me (ボンドを返さない理由)
(I will be leaving Australia soon, but will be contactable via email.)※オーストラリアを去ってしまうのであればこの文も使う
Kind regards,
(自分の名前)
少し書き換えて使った方がよりリアルだと思いますよ!
また、箱入娘。がいつも頼りにしていた恩師の方によると、
日本領事館でも対応してくれるそうですよ!
箱入娘。の場合
オーナーにボンドを返すという選択肢がないと分かった今、
箱入娘。にも上記のような法的手段を取るかどうかという選択肢が出て来ました。
正直、本当にすごく、すごく、悩みました。
結論、箱入娘。は法的手段を行使することを止めました。
というのも、そもそも、法的手段を使っても、箱入娘。の場合、ボンドが返ってくる可能性が低いからです。
箱入娘。の場合、オーナーさんの第一印象が良すぎて、過信してしまい、
お金のやり取りの履歴が残っていないのです。
なので、どんなに信用できる人でも、お金のやりとりは必ず履歴に残るようにしましょう!
なので、わざわざ負け戦を仕掛けて、事がこじれ、この嫌なことに
自分の時間や心を割いていくのがすごく嫌だったのです。
これらの出来事を思い出すだけで、本当に泣けるくらいショックで、
心が打ちひしがれてしまっているので、もうこの出来事とは関わりたくないのです。
それに、何より、箱入娘。はボンドを失ったことではなく、
オーナーに裏切られたことが何よりも悲しかったから、
そこまでの労力をかけてまで取り戻すのは自分の意に反すると思ったからです。
終わりは最悪でしたが、そのルームシェアでの暮らしでは
少なからず楽しいこともあったのです。
それをボンドを取り戻したいが為だけに法的手段を取ることで、
その楽しかったことまでも否定するような気がするのです。
例えるなら、結婚詐欺に遭った感じ。
まぁ、結婚に縁があったことなんてないけども。笑
ただ、かと言ってただただ泣き寝入りするのも嫌なので、
ブログ記事にさせていただきました。笑
人ってこうやって強くなる。
でも、悲しいことばかりではありません。
この出来事から学んだことはたくさんありました。
学び1:NOをYESと言ってはいけない
箱入娘。は考えることが得意です。
はちゃめちゃな思考回路ではないことを自分自身が一番分かっているはずなのに、
オーナーの強気な態度や、後のことを考えて
どんなに強行突破な意見に対してもYESと言い続けてしまっていました。
その結果、箱入娘。は自我を見失い、オーナーを崇高することでしか
自分を保つことができませんでした。
皆さんrespectという言葉は「尊敬する」という単語としてご存知だと思います。
その派生でrespectiveという単語は「各々の、各自の」という意味になります。
各々が尊重されてこそ、尊敬が成り立つのです。
今回の箱入娘。の場合はそれができない人がルームメイトにいたことが不運でしたが、
それと引き換えに箱入娘。は自分や他者を尊重するということを学びました。
学び2:1人じゃない
箱入娘。は結局、ゴールドコーストで日本人の友人をほとんど作ることができませんでした。
それが故に孤独を感じ、身近にいる頼るべきでない人に頼り切ってしまいました。
でも、結局そんな箱入娘。を救ってくれたのは、別の地域で出会った日本人や、
日本にいる友達、現地で仲良くなった外国人の友人でした。
彼らは麻痺してしまった箱入娘。の代わりにたくさん心配してくれて、
たくさん怒ってくれました。
箱入娘。がそうする必要がないくらいに。
そうやって、他人を通して自分の感情を見ることで、今は目が覚めつつあります。
自分が必死な時こそ前しか見えませんが、振り返ればちゃんと
頼らせてくれる人はいるんだと、大事なことに気づかされました。
最後に(箱入娘。からのお願い)
人の命を軽々しく扱わないでください。
冗談だったのかも、喜ばせようとしたのかも(?)しれまんが、
やっぱり、どんな理由があっても人の首を絞めてしまってはいけないですね。笑
また、被害に遭われた人に妙なプレッシャーをかけるのは本当にやめてください。
それが理由で退職を決めた時に、同僚の人に
「引っ越せば良くない?」
と言われたのが結構堪えました。
言っていることも気持ちも分かりますが、それは周りの人が言うことではありません。
また、今回の出来事を通して日本人よりも、外国人の人の方が命に対して危機感を持っていること、
命を大切にしていることに強い感銘を受けました。
きっとそれは日本よりも治安が不安定でいつ死ぬか分からない、
そんな場所で生きているからかもしれません。
一日一日を大切に、自分を大切にして生きている彼らの姿を箱入娘。は一生忘れません。
最後に、箱入娘。のこのトラブルの相談に一番親身に乗ってくれたお友達。
このトラブルの悩みを聞いてくれたお友達。
自分の命を大切にしろと教えてくれたコロンビア人のGくん。
誰よりも箱入娘。の為に動いてくれたオーストラリア人のEちゃん。
箱入娘。の口からはとても言えない悪口を代わりに言ってくれたMちゃん。
そして、このとてもとても長い記事を最後まで読んでくださった読者の方。
皆さまのおかげで今日の箱入娘。がいます!
本当に感謝しきれないほど、感謝しております。
そして、万が一この記事を読んでしまった親戚の皆さま、
どうか両親には言わないでください。
これから心配かけても無駄な心配になりますし、
箱入娘。に磨きがかかってしまいます。笑
悲しかったこと、辛かったことは
絶対にその人の揺るぎのない強みになり得ます。
どうか、それを、不幸なことと捉えつづえけて
過去に囚われるようなことはしないでください。
強みはその人を必ず輝かせます。
箱入娘。も絶対に輝いてみせます!
そう思ってこれからは前に進もうと思っています。
この経験が皆さまの輝かしい未来に少しでも貢献できますように・・・
それでは、また!
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