ホテルインターンは参加すべきかどうか

皆さまこんにちは!

箱入娘。です。

ワーホリ中は何らかのエージェントにお世話になるかと思います。

そのエージェントのSNSなどで「ホテルインターンシップ」の宣伝をよく見かけませんか?

もちろん宣伝なので、実に魅力的に宣伝されていますが、果たして、本当なのだろうか、疑わしいですよね?

それが分からず、踏み切れない方もいらっしゃるのではないかと思います。

ということで、今回は、結局、ホテルインターンには参加すべきなのかどうか?ということを考察していきたいと思います。

※この記事は箱入娘。の実体験に基づいて書かれています。契約内容は、介するエージェントによって当記事のものと異なる可能性がございますので、契約時に確認するようにしてください。

ホテルインターンとは?

ホテルインターンシップとは、オーストラリア内にある高級ホテルに有給でインターンができるプログラムを指します。

さらに、その給与もFair Work(オーストラリアの労働局)が定めた最低賃金以上となっています。

配属先は大体リゾート地にあり、勤務地周辺にお金を消費する場所がないので、エージェントはよく「お金が貯まる!」を謳い文句にしています。

また、ホテルなので、ローカルの人たちと一緒に働く事が出来るので、英語環境で働く事が出来ます。

大体どのエージェントを通しても、この基本的な条件は同じだと思います。

※契約時に必ず確認するようにしてください。

ホテルインターンで得られるもの

ホテルインターンのメリットとして、得られるものが多いということです。

ざっともらえるものとして

  • 仕事
  • 最低賃金以上が保証されている給料
  • 英語環境の職場
  • サーティフィケーション(インターン修了証)
  • お金を浪費しない環境
  • 時間

物理的なものを含まないと結構ありますよね。

まず、仕事をもらえるというのは結構大きいと思います。

というのも、オーストラリアでワーホリ生が仕事をもらうのは結構難しい事だったりするからです。特にオフピーク時は本当に仕事を得るのに苦労します。

そういった状況で100%仕事がもらえるということは非常にありがたいですよね。

また、例え自力で仕事を探す事が出来たとしても、最低賃金以上の給与がもらえて、ローカルの仕事(英語環境の仕事)で働けるという保証はありません。

というのも、日本では考えられないかもしれませんが、オーストラリアでは、決まり的には最低賃金が定められていますが、その最低賃金が守られていないということがほとんどです。

英語環境で働くことに関しても、英語力を伸ばしたい!と思っているワーホリ生なら誰もが望むことだとは思いますが、結局ローカルの仕事はローカルの人も応募しますので、倍率が高く、難しいです。

そう考えると、英語環境の職場で働けるというのは非常に良いことだと思います。

ホテルインターンの終了後には、サーティフィケーションを受け取る事が出来ます。

ホテルインターンに参加した事がサーティフィケーションとして形に残るのも良いですよね。

また、将来ホテル業界に就職する予定のある方はサーティフィケーションがあった方が信憑性があるかもしれません。

勤務地に関しては自ら選択することはできませんが、リゾート地なので、都会ではないことには間違いありません。したがって、周りにお金を使って遊べるようなところがあまりないので、時間やお金の節約になります。

ホテルインターンの落とし穴

これだけ聞くと、良い条件ですよね。

ですが、これらの条件はあくまでも表面的なものであるということを十分に理解しておかなくてはいけません。

というのも、ホテルインターンは自分で勤務地を選択をすることが出来ないので、当然ながら自分で勤務条件を選択する事が出来ません。

なので、エージェントに説明されたのと理想と現実で異なるという事が十分にあり得ます。

実際に、箱入娘。もそうでした。

例えば、箱入娘。の場合、最低賃金以上が保証された時給ではありましたが、雇用形態がカジュアルという、日本でいうところのアルバイトと同じ雇用形態でした。

なので、最低勤務時間が保証されていなかったのです。

そのため、時給は良いけれど、働く時間が短いのであまり稼げない、という事がありました。

また、「英語環境」というと、オージーの人などのネイティブイングリッシュスピーカーと働けそうな気がしますよね。

ですが、箱入娘。の職場は90%の同僚がアジア人でした。皆さん英語は達者でしたが、訛りがかなりありました。

箱入娘。の友人で、同じホテルインターンプログラムを使って、別のホテルに勤務していた人の職場はインターン生で溢れていた上、勤務中は一人でしたので、英語環境にいて、いないような感じだったと言います。

サーティフィケーションに関しても言ってしまえば、将来ホテル業界で働く人以外にはあまり必要ないようです。

実際に留学仲介エージェントの方にもこのサーティフィケーションがどのくらいの効力を持つものなのかを聞いたところそのような回答でした

ホテルインターンを終えた記念品程度のものになるでしょう。

時間や金銭面に関しても、悪く言ってしまえば、暇です。

なので、本当にホリデーしに来たワーホリ生にとっては苦痛になるのではないでしょうか。

ホテルインターンはこんな人にお勧め

結論から言うと、絶対的にホテルインターンのお勧め度を言う事は出来ません。

と言うのも、人によって、ホテルインターンに対するニーズは異なると思うからです。

なので、一概にお勧めも否定もできません。ですが、個人的にはあまり強くお勧めできるものではないと感じています。

と言うのも、このホテルインターンには勤務地によりはずれあたりがあるので、外れた場合が大変だからです。

なので、ホテルインターンはこんな方にお勧めします。

  • とりあえず仕事が欲しい方
  • 日本語環境の職場で働くのが嫌な方
  • 時間が欲しい方
  • お金を節約したい方

逆に、こんな方はホテルインターンへの参加を検討した方が良いと思います。

  • 暇が嫌いな方
  • 完璧な英語環境を求める方
  • 不平不満を述べる事が出来ない方
  • 田舎が嫌いな方

ちなみに、箱入娘。の場合はホテルインターンに参加して良かったな、とは思っています。

というのも、箱入娘。の場合は、メルボルンで仕事を見つけるのが本当に難しく、仕事が必ず必要だったのと、余裕を持てる時間が欲しいと思ったからです。

まずは自分の力で頑張ってみて!

ホテルインターンを終えて感じるのは、このくらいの仕事であれば、自力で探そうと思ったら探せたのかな、と思います。

まぁそれが出来なかったから参加したのですが。(笑)

ただ、箱入娘。の場合は仕事の条件にこだわり過ぎてしまって見つからなかったので、どこまで妥協できるかを整理しておくと良いでしょう。

というのも、ホテルインターンに参加しないで済むのであればそれが1番いいと思うからです。

ホテルインターンは確かにいくつかの条件は保証されていますが、それ以上のものではありませんし、選択の余地はありません。

エージェントに指定されたという理由で働かざるを得なくなった職場があなたにとって良い条件だとは限りません。

そうであれば、まずは自分の力で仕事を探してからにした方が納得して参加できるのではないでしょうか。

ワーキングホリデーでうまくいかないな、と思うのは、あなたにやりたい事がちゃんとあるからであって、決してあなたがダメなやつだから、という訳ではありません。

もっと、その意志を尊重して欲しいな、と個人的に感じています。

これからも、皆さまの意志を支えられるような記事を書いていくよう努めますのでよろしくお願いします・・・!

それでは、また!

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